倉庫に事務所を建てると、ひとつの施設で全て行えるため、在庫管理の業務がやりやすくなり、効率化が図れるというメリットがあります。そんな事務所を、ただ建てるだけでなく、おしゃれにしてみてはいかがでしょうか。本記事では、おしゃれにすることで得られるメリットや建築ステップなどについて、詳しく解説します。
倉庫に事務所を併設するメリットとおしゃれにする意義
倉庫に事務所を併設することは、業務効率の向上につながるため非常におすすめです。また、事務所はお客さんを迎える場になることが多いため、デザインや見た目にこだわることも重要です。ここでは、倉庫の事務所をおしゃれにするメリットについて詳しく解説します。社員のモチベーション向上
おしゃれな事務所は、社員の働く意欲を高める効果があります。デザイン性の高い空間は、友人や知人に自慢できる環境となり、仕事へのモチベーションが自然とアップします。その結果、業務効率も向上するでしょう。施設の長持ち
事務所をおしゃれに保つことで、建物や設備をきれいな状態で維持しようという意識が生まれます。その結果、建物や設備の寿命が延び、会社にとって長期的なメリットとなります。ブランドイメージの向上
おしゃれな事務所は、企業の価値観やイメージを対外的にアピールする役割を果たします。取引先や来客だけでなく、地域の方々からの印象も向上します。また、ブランドイメージが高まることで、就職活動中の求職者にも好印象を与えやすくなり、優秀な人材の確保にもつながります。倉庫兼事務所の建築ステップ
倉庫兼事務所を建築する際は、計画的にステップを踏むことが重要です。以下では、順を追って解説しますので、建築の参考にしてください。①用途と機能を決める
倉庫と事務所、それぞれの用途や必要な機能を明確にしておきましょう。これを決めておかないと、建築時の打ち合わせが長引いたり、工期が延びたり、費用が増える可能性があります。「どのような事務所にしたいか」という具体的なイメージを社員と共有しておくことがポイントです。②予算を決める
次に、予算を設定します。建築費用だけでなく、完成後に発生する維持費や管理費も含めて計画しておくことが重要です。③設計・デザイン
設計やデザインの段階では、事務所での作業内容と倉庫での作業プロセスを考慮して間取りや設備を決めます。作業効率を重視するだけでなく、快適性や安全性も確保しながら、各領域がスムーズに連携するように設計しましょう。④施工
施工は工程管理を徹底しながら進めます。計画どおりに工事を進めることで、品質やスケジュールの確保が可能になります。倉庫兼事務所を建築するならデザインにもこだわろう
倉庫兼事務所を建築する際、機能性だけでなくデザインにもこだわることで、働きやすさや企業イメージの向上につながります。以下では、実際の事例を交えながら、デザインのポイントを解説します。間接照明や大きな窓で開放感を演出
北海道にある倉庫兼事務所では、外観をホワイトとブラウンのツートンカラーで仕上げ、落ち着きと洗練さを両立させています。事務所内部は、シーリングライトと間接照明をアクセントとして配置し、柔らかい光で快適な空間を演出しています。また、郊外立地の特性を活かして大きな窓を設置することで、外の緑を室内に取り込み、自然光があふれる明るく開放的な職場となっています。このように光や景観を取り入れる工夫によって、社員がリラックスできる空間を作り出すことができます。
スマートファクトリー化とデザイン性の両立
福島県にある倉庫兼事務所では、働きやすさとおしゃれさを同時に実現しています。会議室はガラス張りにすることで開放感と透明性を演出し、休憩室には小上がりスペースを設置することで、社員がしっかり休める環境を整えています。さらに、屋根には太陽光パネルを導入し、効率的でエコな施設となっています。事務所内部では、アクセントカラーの壁紙やデザイン性の高いペンダントライトを採用し、カフェのような落ち着いた雰囲気を演出。
これにより、デザイン性だけでなく社員のモチベーション向上や来客への印象アップといったさまざまなメリットを同時に得ることができます。